RailsDevConで学んだこと

先日RailsDevConに僭越ながら参加させて頂いたので、そこで学んだことを徒然にかいていきます。
まず主催者の方からこのDevConの目的が話されました。その中でもノウハウ共有という部分のお話が印象に残っています。
RailsにはDRY(Don't Rereat Yourself)の思想があります。まさにその思想に則って、今回の勉強会をノウハウ共有の場にして、以前に悩んだことがある人が同じことで悩むことがないように。といった目的があったようです。素敵です。

Program

  • 「渡米して感じたこと」 ■増井 雄一郎:@masuidrive
  • Rails情報源の歩き方」 ■西村 賢:@IT 副編集長
  • 「とあるソーシャルアプリの開発運用」 ■大仲 能史:@onk、(株)ドリコム ソーシャルゲーム開発デザイン部
  • Railsプロジェクトを成功させるために現場ができること」 ■赤松 祐希:@ukstudio、フリーランスプログラマ
  • 「現実の世界で "はじめる!Cucumber"」 ■諸橋 恭介:@moro、(株)永和システムマネジメント、Rails勉強会@東京
  • Rails Add-onsで楽々開発 - youRoomを題材に -」 ■松村 章弘:TIS(株) 社内ベンチャーカンパニー SonicGarden
  • 「初めてがRuby」 ■松田 明, 吉田 裕美, ほか

Content

1.「渡米して感じたこと」■増井 雄一郎:@masuidrive
  • USでは「Ruby == Rails」という印象。特にスタートアップではRubyが選ばれるようになってきている。細かいサイクルでの開発ができることがメリットだそう。
  • RubyonRailsの技術はアメリカで高く評価される。高機能のRubyを使える技術者はレベルが高いと評価される。RubyonRailsの技術は世界で通用する。
  • 言葉(English)の不利は言語(Ruby)で返す。

資料⇒http://public.iwork.com/document/ja/?a=p278287629&d=RailsDevCon.key

2.「Rails情報源の歩き方」■西村 賢:@IT 副編集長

近々、@ITRailsの情報ハブとなるサイトが始まるそうです。期待です。

3.「とあるソーシャルアプリの開発運用」 ■大仲 能史:@onk、(株)ドリコム ソーシャルゲーム開発デザイン部
  • ソーシャルゲームを作る時のポイント3つ。
    • API利用
      • デバックの勘所
    • 人口爆発
      • 何を想定しなければならないか
      • 正しくWebアプリをつくるということ
    • 短納期
      • 何を犠牲にして何を得るか
      • 超高速でPDCAサイクルを回す
  • 覚えておくと便利な小技
    • net-http-spy
      • Net:HTTPにloggerを組み込む。
    • WEBrick::HTTPProxyServer
      • Proxyを通せる環境なら便利
    • tcpflow
      • tcpdumpの保存しないバージョン
      • webサーバにくるアクセスをのぞき見したい時とか

資料⇒http://www.slideshare.net/takafumionaka/ss-5852561

4.「Railsプロジェクトを成功させるために現場ができること」 ■赤松 祐希:@ukstudio、フリーランスプログラマ

技術的負債という題目でのお話だったのですが、このセッションが直近の問題点も含めて最も勉強になりました。
まず「成功はお客様の満足」と初めに断言されていたのが素敵でした。
どんなに高機能のシステムをつくったとしてもお客様が使わなければ意味がない。
要はお客様の満足ポイントを明らかにすることは、まず重要であることを改めて認識した。

セッションの中では特に「TDD」「バージョン管理」「fat Model slim Controller」この当たりのキーワードが気になりました。
実務でも活かせそうなので、色々と具体的なアクションを考えてみます。

資料⇒http://ukstudio.jp/2010/11/22/railsdevcon2010/

5.「現実の世界で "はじめる!Cucumber"」 ■諸橋 恭介:@moro、(株)永和システムマネジメント、Rails勉強会@東京

こちらと6.に関しては発表準備のため聞けなかったので資料へのURLだけ貼っておきます。
会社ではCucumber導入していないが、導入した方がよいのかな。少し勉強してみたい。
資料⇒http://d.hatena.ne.jp/moro/20101120/1290243692

6.「Rails Add-onsで楽々開発 - youRoomを題材に -」 ■松村 章弘:TIS(株) 社内ベンチャーカンパニー SonicGarden

資料⇒http://www.slideshare.net/mat_aki/rails-add-ons-derailsdevcon

7.「初めてがRuby」 ■松田 明, 吉田 裕美, ほか

こちらでは、松田さん、吉田さん、groovesの皆さん、LRメンバーと共に僭越ながら登壇させて頂きました。

  • Ruby/Railsをどうやって勉強しましたか?
  • Ruby/Railsを勉強していて躓いたところは?
  • わからなかったことがわかるようになった瞬間は?
  • Ruby/Railsのここが好き。

会場の方から1つ質問

  • 最初にこれを教えていてくれたらもっと早くに理解できたのに、というものはありましたか?

⇒一次情報に当たるべき。ググって分からなくなることが多い。

Conclusion

こんな素敵な皆様と同じ空間をご一緒できたことを心から嬉しく思います。
まだまだ自分の技術力が赤ん坊程であることを改めて痛感致しました。情熱が湧いてきました。
こういったセッションには定期的に参加できたら嬉しいです。

スタッフの皆様、プレゼンターの皆様、本当にありがとうございました。